死生観と信仰
日本における死生学の言説に多大な足跡を残したアルフォンス・デーケンさんが先日、88歳で亡くなりました。
日本における死生学の言説に多大な足跡を残したアルフォンス・デーケンさんが先日、88歳で亡くなりました。
広島・長崎の原爆の日から終戦記念日にかけてのこの時期、メディアには戦争についての語りがあふれます。そこで繰り返されるセリフが「いのちを大切に」といったものです。
連日、新型コロナウイルス感染症に関する世界中のニュースに気を揉んでいます。
「自宅で最期を迎えたい」と望んでいる人は多いのに、必ずしもそれが叶っていない。日本の課題の一つです。
平均寿命が延びて、長生きできるようになったこと自体は喜ぶべきことと言えるでしょう。
がんになった人が時折「がんになってみて悪いことばかりじゃなかった(良いこともないわけではなかった)」といった感慨を漏らしていることがあります。
タイトルを見てギョッとした人も多いのではないでしょうか。
去年9月に樹木希林さんが亡くなって、8ヶ月ほど経ちました。
はっきりしたことはわかりませんが、近代的な価値観とりわけ自然科学の知見に触れる前の日本人には「自然を畏れる」「天を畏れる」という姿勢があったはずです。
この度、Twitterで「#死について考えよう」というハッシュタグを使い始めることにしました。