明日4日、参議院議員通常選挙が公示されます。
政権選択に関わりがないのであまり盛り上がらなさそうです。野党の勢力図がどう塗り変わるのか、諸派と言われるような政治勢力から当選者は出るのか、といったところに注目して選挙戦を眺めたいと思ってます。
さて諸派として最も注目されているのは「N国」こと「NHKから国民を守る党」でしょう。すでに地方議会では当選者を出しているという実績があるので、今回国政進出を果たすかもしれません。
つい数日前にその存在を知り、密かに注目しているのが「安楽死制度を考える会」です。従来「支持政党なし」という名前で活動していた佐野秀光氏は同時に「安楽死党」の代表でもあったのですが、参議院選挙の前にその「安楽死党」を「安楽死制度を考える会」に改称したそうです。どちらにしろ略称は「安楽死」か「安楽」になるのでしょうけど(笑)。
安楽死制度を考える会 の訴え
- 自分の最後は自分で決めたい
- 制度を使いたくない人は無視すればよい
- 耐え難い痛みや辛い思いをしてまで延命したくない
- 人生の選択肢の一つとしてあると「お守り」の様に安心
- 家族などに世話や迷惑を掛けたくない
- 将来の不安に備えた貯金をする必要がない
- 予算を掛けずに国民が安心感を感じれる
私自身は安楽死制度の法制化を強く望んでおりますので、同党の主張には賛成です(といってもホームページに記載されている主張は漠然とした「理念」にすぎません。できれば法案とまでは行かなくても、具体的な制度設計案まで示してもらいたいものです)。
けれど、だからと言って選挙で投票するかと言えば、話は別と言わざるを得ません。
国政は安楽死だけがテーマではありませんから、そのことだけもって一票駆使するのはもったいない気がするんです。そもそも安楽死よりは多くの人が容認するであろう尊厳死だって、法律上の扱いがあいまいなのが現状。同党から万が一当選者が出たとしても、任期中の6年間に国会で安楽死のことが議論になるとも思えません。
とはいえ、選挙戦が始まって同党のことがメディアやネットで多少とも話題になれば、安楽死論議の活性化くらいには役立つかもしれませんね。私の場合、あるとしたら選挙区はメジャーな政党の候補者、比例区は同党というパターンかな、という程度です。一応我が千葉選挙区にも同党からの立候補者が出るようですが、その人に投票するのは現時点ではちょっと考えられませんね。
いずれにしろ、投票日までしっかり思案するつもりです。