ある時代「健康に良い」とされていたものが否定されたり、逆に「健康に悪い」とされていたものが認められるようになったり。
40年以上生きてきて、そうした健康常識の変遷には慣れっこになってしまいました。「健康に良い→効果が無い」「健康に悪い→害は無い」といったものも含めると、健康常識はいかに当てにならないか、というケースの方が多いかもしれません。
特定の健康法にしがみついて生活を組み立てていると、こうした転換が起こったとき、途方に暮れてしまいますよね。医学者が言うものであれ、そうでないものであれ、特定の健康法に入れ込むことにはリスクがあります。極端な指針を指し示すものであればあるほど、高リスクです。長年やって来たことが、健康に効果が無いどころか(それならましかもしれません)、害があるとわかってしまったら。そのショックでさらに健康を損ねるかもしれません。
何か健康法をするにしても極端に走らないこと。あと、長年生き残ってきた「養生の知恵」みたいなものを参考にすること。この辺が、健康法への賢い向き合い方なのではないでしょうか。