私は放送大学を正式に受講しているわけではありません。
けれど授業をテレビやラジオで手軽に聴講できるので、興味があるものは視聴することもあります。新年度の授業科目をチェックしていたら、「死生学のフィールド」という科目が新たに開講されることになったのを知りました。2014年度から今年度まで「死生学入門」という科目がありましたので、その続編・バージョンアップ版といったところでしょうか。
現代日本社会で死と向きあい、自らの生を生ききるうえで必須の教養である死生学をテーマとする。6人の講師がそれぞれの専門性を踏まえ、出産・生殖、老い、病い、看護・介護、看取り、自死、戦争、死別悲嘆、弔い、いのちの教育など、死生にまつわる現場(フィールド)を幅広く取り上げて論じる。
私自身は死生学というものを系統的に学んだわけではありません。というより、死生学というもの自体、他の多くの学問のように系統立った教科書、標準的な教科書がつくられにくい学問でしょう。いろんな死生学があっていいし、その中身も国・地域により、あるいは時代により変わっていく宿命にあるのだと思います。
そうした意味では、授業で語られることをまずはしっかり受け止めつつ、「自分ならこういうことも盛り込みたい」とか「こういう意見もあるだろう」とツッコミながら聴くべきでしょうね(ラジオ科目なので「聴く」です)。
できれば同じような関心を持つ人と意見交換したり、講師の人たちに質問や要望を投げかけたりできれば盛り上がるのですが。何しろ放送大学の講義は総じて単調なので、よほど関心をかき立てられない限り、途中でやめてしまうことが多いのですよ。
ともあれ、4月の開講が楽しみです。特に考えさせられた回については、その都度ブログにしたい来たいと思っています。まずは3月中にテキストが発売されるので、それを直ちに買って予習しておきます。