先日テレビで、ある部品メーカーの工場が3S活動に本腰を入れて取り組んだところ、生産性が2倍に向上した、という話を見ました。
単に「心がけましょう!」という精神論で済ませるのではなく、毎日の作業の中で自然と3Sが実現するような「仕組み」がいろいろ工夫されているのが、印象的でした。恐らく、現場の人たちも改善が目に見えて進むのを楽しまれているんじゃないでしょうか。
その甲斐あってというか、この会社には他社からの見学が引きも切らないといいます。そのことも、現場のモラール・アップに寄与しているだろうな、と推察いたします。
その会社の3Sについてのサイトが、こちら。
3S活動のノウハウ満載! 儲けとツキを呼ぶ3S活動の秘訣 by 枚岡合金工具
トヨタのような世界的な企業はいざ知らず、国内の大多数の企業は「我が社には改善の余地などない!」と言いきれるにはほど遠い状況だと思います。他社の成功事例も参考にしつつ、仕事のより良い進め方を追求する、しかも現場の知恵や意見を取り込み、現場を巻き込みながら。こうした良き改善活動が実践され、しかも続いている企業は、一握りなんでしょうね。
ただ頑張るのではなく、やり方や仕組みを工夫することで、生産性を「何割」というレベルでアップさせる。この辺のこと、日本の企業には悲しいくらい欠けているような気がしてなりません。ちょっと話はズレますが、先日見たテレビではこんなことも。
先日の「ガイアの夜明け」。あるマンションで、マンション管理士のアドバイスに従って他の複数の管理会社に見積もってもらったら、これまで年間500万円かかっていた管理費が、300万円弱で済みそうだとわかったと言います。世の中には、まだこんなボロい商売やってる会社があるんですねー。(2010-09-19のTweet)
まだまだ、改善の余地はあちこちに転がっていそうです。
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