昨日の朝刊で、都心のホテルが好調だという記事を読みました。何でも、原油高・ガソリン高で、消費者が近場のレジャーを選好するようになっているためだとか。
前年同期比何割増、なんて話を聞くと、企業は外部環境に左右される部分が少なくないのだなぁ、と実感させられます。数パーセントの数字の増減に一喜一憂している人たちが、何か的外れに見えてきますね。
経営の戦略とは、こうした外部環境のありように対して自らをダイナミックに適応させ、そこから最大の成果を引き出すことだと理解しています。できれば、最小のコストや労力で。私は釣りをしませんが、いい戦略というのは、いい釣りのスポットを開拓するようなものと言えます。
企業の内部、あるいは同業他社だけ見ていたのでは、的確な戦略は立てられない。そんなことを考えさせられた記事でした。