「ザ・ドリーム・マネジャー」関連エントリ第3弾。表題の件で、思うところを。
夢が実現するという意味での成功体験が乏しい人は、夢を描く能力そのものも、衰えてしまいます。本書では、「ちゃんとしたクリスマスを」という夢を書いたボブという従業員が出てました。
ですがそうしたささやかな夢が達成されると、次はもっと大きな夢が生まれてきます。それが達成されると、次は・・・。
こんな風に、夢は拡大再生産のメカニズムを持っています。願わくは、そこに質的向上も伴って欲しい。つまり、自分一人の欲求を満たすことから、他人のため社会のためへの夢へ、という意味での進化を遂げて欲しいものです。
知る人ぞ知る事実ですが、人間って、自分が満足することよりも、他人に役立つことの方が、より大きな喜びを感じられる、そんな生き物ですから。
夢リストを見たときに、そこにどれだけ「世のため人のため」という趣旨の項目が入っているか。人の成長の段階を知るには、もってこいの指標だと思います。