「電子書籍の衝撃」を体験

投稿者: | 2010-04-07

本日、佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」のデジタル版をダウンロードして、読みました。

先着1万名限定は特別価格110円でダウンロードできるとあって、ダウンロード開始の正午から案の定アクセスが殺到、サーバーがダウンしてしまいました。午後10時現在、まだ復旧していません。

私は昨日、このキャンペーンをTwitterで知り、心待ちにしていました。元々紙の本を買うつもりではいたのですが、著者の佐々木氏がTwitterで「電子版も準備中」みたいなことを言っていたので、密かに期待していたんです。やはり電子書籍についての本が紙でしか出ない、というのは変ですからね。

ダウンロードに当たっては、版元であるディスカヴァー21社の「デジタルブックストア」に会員登録し、ビューワーであるT-Timeをインストールしなければなりませんでした。110円でディスカヴァーに囲い込まれた気がしないでもありませんが、今後も読みたい本があれば買おうかと思います。

さて通読してみての感想や思ったところは、別途エントリするとして、ここではT-Timeを使っての読書体験について、思ったところを。

まず、書体が明朝体だったので変えようと思ったのですが、それを変えるのに一苦労しました。フォントの設定メニューがあるのでそこから変更しようとするのですが、画面に反映されない。ヘルプを見ると、「詳細-解釈」というメニューで、書体のチェックボックスを外さなければならないのだそうです。

そしてもっと不満だったのは、フォントや文字色・背景色の設定が保存されないこと。ウィンドゥを閉じると、設定が初期化されてしまうのです。これはいただけない。ちなみに私は、楷書体のフォントで、濃い藍色の背景、白に近い灰色の文字色で読むのが好きなんです。

付箋などまだ機能を使いこなせていない部分もありますが、快適に使えるツールではないな、というのが目下の印象です。今回はコンテンツに興味があったので一気に読み終えてしまいましたけど、やはり読みやすさでは紙の方が上、と思ってしまいます。

ともあれ、「読了した」というつぶやきを著者の佐々木氏にReTweetされたことを含め、今日は「電子書籍の衝撃」デーでした。もちろん紙の本も手に入れるつもりです。

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