電子書籍のいいところ

投稿者: | 2010-05-14

すっかり電子書籍教の信者になっている私です(笑)。それでも世間では、まだまだ「紙の本がいい」「電子書籍のなにがいいの?」という人が少なくないようです。

で、以下は私の考える「電子書籍のいいところ」。正直に言うと、本格的な電子書籍を通読したのは、まだ10冊にも満たないんですけどね。

場所をとらない
やはりこれが一番です。本というのは、重く、かさばる。空間を節約できるメリットは、他の全てのメリットを合わせたより、大きいです、きっと。

すぐ買える
モノじゃないので、物流の必要性がありません。ついでに言えば、在庫という概念がないので、「品切れ」もありえない。販売するサーバーが落ちたりでもしない限り。

持ち運びが楽
これは未体験ですが、電子書籍端末やノートPC・タブレットPCがあれば、数千冊、あるいはそれ以上の書籍を持ち歩くことが可能です。よく書籍一冊と電子書籍端末の大きさや重さを比較したりしていますが、これを思えばナンセンスですね。

価格が安い
これは期待込みですが。一般には、電子版の方が安いです。

あと、これは私など思いつかなかったことですが、海外在住の方にとっては、日本語書籍の入手しやすさという点で、雲泥の差があるようです。海外にいて日本語の書物を買うのは、やはり大変みたいですね。

次に、以下は遠からず現実となるであろうメリット。

全文検索できる
デジタルデータ化されれば、これはできて当然ですね。書籍を探すときにも、特定の書籍の中で該当箇所を探す時にも、使えそうです。

文字以外の情報、メタ情報を付加できる
しおり、付箋、マーカー、書き込みなど、現在紙の本についてやっているのと同程度以上のことはできるようになるはずです。

Webとシームレスにつながる
クリックするとリンク先のサイトを見られるとか、ショッピングサイトにつながるとか。その他、Web上のいろんなサイトやサービスと連動できます。この点に関しては、正直、可能性の限界を想像できません。私が思いもよらないような利用法が、どんどん出てくることでしょう。

メリットばかり言っていては不公平なので、以下は考えられるデメリット。

モノとしての存在感・質感がない
紙のにおいや感触、ページをめくる感覚など、官能に訴える要素は電子書籍の方がとぼしいでしょう。人によっては、本棚に並べた時の背表紙の存在感を好むようですが、この辺はやや理解不能な領域です。

読めなくなる可能性
フォーマットが廃れるとか、そこまで行かなくても、停電や機器の故障などで、読みたい時に本が読めなくなる可能性は、確かにあります。まぁ私に言わせれば「もしも」の話なので、それが電子書籍を採用しない理由にはならないんですが。

もちろん私とて、紙の書籍が出されなくなるとは思っていません。ある種のジャンル、用途では、依然として紙の方が選好され続けるでしょう。その割合が50%なのか、あるいは2~3%なのかは、まだ何とも言えませんが(少なくとも、過半数を割り込むのは時間の問題と思いますが)。

ともあれ、上記のようなメリットにも関わらず、「電子書籍は一切読まない」とか「紙の方が絶対にいい」とか言うのは、分からず屋にもほどがある、と言いたいですね。もし未経験なら、一度電子書籍を試してみろよ、とも。

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