日本時間の昨日早朝、サッカーW杯日本代表はデンマークに3-1で勝ち、決勝トーナメント進出を決めました。
勝つか引き分ければリーグ勝ち抜け、という状況でしたが、明らかに勝ちに行っていたのが印象的でした。私自身、あまり日本代表の試合を多く観たことがあるわけではありませんが、格上以上の相手にあれほど鮮やかな勝ち方をしたというのは、記憶にありません。素晴らしい試合だったと思います。
正直、大会が始まる前は一勝もできないだろう、下手すると一点も取れないんじゃないかと思っていました(そういう人は少なくないことでしょう)。なので、代表の方々には失礼ながら、この快進撃は意外です。
ともあれ、チームの状態や雰囲気はかなりいいようですので、次のパラグアイ戦にも期待をしたいものです。
2度にわたる野球のWBCでも感じたことですが、代表チームの勝ち上がりを見ていると、我々日本人が世界という舞台で戦っていくためのヒントがもらえるような気がしてなりません。具体的には、チームワークだったり、技の緻密さだったり、良い意味での諦めの悪さだったり。この辺は、大会が終わったら(つまり日本の成績が確定したら)改めて総括してみたいものです。
さて一部では、「大会前に日本代表や岡田監督のことをボロクソに言っていたヤツは反省しろ」という意見があります。ただこの大会に関して言えば、日本の苦戦を予想するのはむしろ素直な見方だったんじゃないでしょうか。それを今になって鬼の首でも取ったように「ほら、見たことか」というのはいかがなものか。自称「専門家」の人を含め、我々の取るべき態度は、良い方にしろ悪い方にしろ、予想や評論は謙虚にするべき、ということではないでしょうか。勝負事は、やってみるまでわかりませんから。