一昨日、野田政権は内閣を改造しました。通常国会は24日に召集されるそうです。
この国会の焦点は「社会保障と税の一体改革」、とりわけ消費税の増税でしょう。副総理に岡田克也氏を起用したのも、そのためのシフトと見られています。
今後国会はもちろん、メディアなどでも、消費税増税の是非が大きな争点になることでしょう。
私は、かねてより消費税増税には賛成です。いつまでも5%のまま据え置いておられるはずはないのですから、「不況」といった経済状況でない限り、さっさと上げてしまえば良い、くらいに思っています。今の時点で増税を渋れば渋るほど、将来増税が不可避となった時の上げ幅が大きくなるだろうからです。ただし、許容できるのは10%台前半まで(できれば12%程度)で、15%を超えるような税率にはさすがに反対ですけどね。
さて消費税増税への反対論としては、
- 景気に悪影響
- いわゆる「逆進性」がある
- 消費税ではなく他の税を増税すべき
- 増税の前にやることがある
といったものが代表的でしょうか。
最後の「増税の前にやることがある」には一理あるように思えますが、でもやはり増税回避の口実に過ぎないと言われても仕方ないでしょう。増税は増税、歳出削減は歳出削減でやればいいだけの話で、条件にすることはないと思います。日本の財政はそんなに余裕があるわけではないのですから。
税を考えることは、政治にしろ財政にしろ、とても良い勉強になると思っています。当ブログでも今後、消費税増税をめぐる様々な論点を丹念に考えていきたいと思っています。いつかの社会党のキャッチフレーズじゃありませんが、「ダメなものはダメ」的な思考の方は、コメント等をご遠慮くださいね。