死生観と人生観

投稿者: | 2013-07-11

死生観シリーズ(?)の第二回目です。

死生観と人生観は、表裏一体のものと考えます。いかに生きるべきか、どう生きたいかといったことが、「自分の命を何に捧げるか」という生きがい・死にがいに通じるからです。

そしてこの時に、自分の人生や命が他から独立したもので、自分の死とともにそれがすべて完結する、というような考え方をする人とそうでない人では、全く立場が変わってくることでしょう。こう言うと、多くの人は「前者に決まっているじゃないか」と答えるかもしれません。でも頭でそう理解しているのと、実際に生き方にそれを活かしているというのでは大きな違いがあります。私の見るところ、多くの現代日本人は口で言うほど自分の生を超えたものについて意識もしていないし、信じてもいないのではないでしょうか。

死生観の貧困とでも言うべき事態は、キツい言葉で言えばそうした自己欺瞞の結果なのでしょう。恐らく。

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