五輪と経済

投稿者: | 2013-09-10

オリンピックが開かれることで、日本の経済はどうなるでしょうか。

既に「経済効果*兆円」などという試算が飛び交っています。目先を考えると、五輪関連の様々な投資が経済を活性化するのは確かでしょう。社会のムードが変わり、個人の消費が伸びるかもしれません。五輪を前後して海外からのお客さんも増えることでしょう。そのうち「五輪特需」といったものを多くの人が実感し、この言葉が盛んに使われるようになることと思います。

一方、宴の後ではないですが、五輪が終わるとその反動で消費や投資が落ち込む、ということも同じくらいありそうです。あまり背伸びをすると、財政破綻のきっかけなんてことにもなりかねません。

長い目で見て五輪が日本経済にプラスになるかどうか。それは後になってみないとわかりませんし、これからの取り組みいかんによるところが大きいと考えます。過度な楽観論は禁物でしょうね。五輪があろうがなかろうが、日本の抱えている宿題は変わりません。それらを着実に消化していくことこそ、五輪を新たな発展へのバネにしてくれるのでしょう。

五輪を通じて東京一極集中がさらに進む、と懸念する声を聞きます。そうなりそうですが、東京のライバルは上海だったりシンガポールだったり香港だったりします。国内の「格差」を恐れて足の引っ張り合いをしていたら、日本全体がどんどん田舎みたいになっていくのではないでしょうか。名古屋でも大阪でも、五輪を招致するのは無理だったんですし・・・。

個人的には、7年後に五輪などスポーツを楽しむ方法がどうなっているか、考えるとワクワクします。テレビ以外にネットでの中継が大々的に行われて、感想を語り合ったり興奮を共有したり、ということが当たり前になっているでしょうね。あとは案外パブリックビューイングも盛んに行われそうな気がします。高画質の迫力画面をみんなで観る、と。

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