これから住宅ローンを組むということ

投稿者: | 2015-03-21

ある時代まで、家を買うということは「男の甲斐性」みたいなところがありました。

団塊ジュニアに相当する私の世代やそれ以下の世代では、そうしたこだわりというかロマンみたいなものを持つ人はむしろ少数派なのではないでしょうか。もちろん、賃貸より持ち家のほうが先々安心だということで住まいを購入する人は、一定数いることと思いますが。

それにしても、30年とかそれ以上払い続けるような住宅ローンを組むというのは、今の私には途方も無いことのように思えます。20年後30年後に自分がどんな仕事しているか、世の中がどうなっているか、あまりに不確定な部分が多すぎます。そして長期の住宅ローンを組むというのは、いろんな点で人生の自由度・柔軟性を犠牲にすることに思えてなりません。そうしたお立場の人には悪いですが、「気が知れない」というのが率直な気持ちです。

春先には、我が家のような古めかしいアパートにも分譲マンションのチラシが投げ込まれます。月々の支払いそのものは今の家賃より少し高い程度ですが、それが30年間続くことが確定などというのは恐ろしいことに思えます。その間、地価や金利、そして日本の経済・財政はどうなっていることでしょうか。そうしたことを勘案しないまま判を押してしまう人がいるとしたら、ちょっとした自殺行為と言わざるをえません。

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