人間対人工知能ではなく・・・

この一年ほど、私を含め一般人の間でも人工知能研究の急速な進展が関心を集めるようになりました。

「遠くない将来、人工知能が人間の頭脳を凌駕しそうだ」ということが、現実味を帯びた話として語られるようになっています。将棋ソフトがプロの棋士に勝ったという話題も「ここまで来たか」という感想を抱かせるものでした。

こうした議論では「人間対人工知能」という構図で議論されることがほとんどです。思うにそれと同じくらい重大なのは、人工知能の助けを借りることにより、一部の人間がとんでもない知的パフォーマンスを発揮するようになるかもしれない、ということではないでしょうか。

昨今は富の格差、資産格差の問題が改めてクローズアップされています。そんなのがどうでも良くなるくらい、知的アウトプットの格差が拡大するような気がします。凡人と世界的天才では百倍、千倍どころか無限大と言っても良いくらいの差が生まれるのではないでしょうか。

従来なら「ニッチに生きる」というのが弱者の戦略としてあり得ましたけど、人工知能自体が進化し、その活用も急速に高度化する中では、それも不可能となるかもしれません。何とも身も蓋も無い話ですが。

重要なのは、後続世代がどんどん先行世代の知を乗り越えていくだろうことです。「後生畏るべし」というのは言ってみれば心がけの話ですが、これからは現実に後の世代ほど圧倒的な知的アウトプットを実現するようになると思われます。このことがどんな社会的帰結をもたらすのか、今の時点では予想しきれません。ただ、そうなるだろうことは確実です。人類が存続する限り、知は加速度的に進歩するようになることでしょう。楽しみなような、恐ろしいような・・・。

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