「群衆の英知」とエンディングノート

投稿者: | 2015-07-02

記入される前のエンディングノートというのは、つまるところ記入項目のリストです。

冊子・本として販売されているものが大量にありますが、将来的にこういうリストはウェブで無料公開されるようになっていくことでしょう。しかも、当人の属性(年齢・性別・家族構成など)を入力し、さらに簡単なアンケートに答えると、その人にマッチしたリストを自動的に生成してくれるとか。

もう一つありそうなのが、ユーザー自身がリストに新たな項目を付け加え、他のユーザーがそれを評価してリストがより充実していく、という道筋です。狭い業界の「専門家」が頭で考えるより、何十万人という人の頭を使った方が、豊かなリストになるのは当然のことです。

リストの項目候補に目を通すのにはそんなに時間が掛かりませんので、ごく少数の人にしか受けないけど、その人たちにはとても重要なものとなる項目、などというものも出てきそうです。具体例はちょっと思いつきませんが。

ネットと生前準備というと、ネット上の活動をどう始末するかということばかり語られます。それはそれで重要なのですが、ネット通じて他人の活動が(一部とはいえ)見えるようになり、そのことが各人の発想や行動を刺激する、という面も無視すべきではないと考えます。

団塊の世代あたりになるとパソコンやネットに精通している人もかなりの率になっていますので、群衆の英知によってリストが飛躍的に充実するものと期待しています。

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