小林麻央さんが亡くなって一週間ほど経ちました。
メディアでもネットでもおびただしい情報や言説が流れていて、中には気が滅入ってしまっている人がいるかもしれません。身内でもないのに。
私としては、彼女の死に様、そしてブログなどを通じて表現された晩年の生き様が、これからの日本人の生前準備に影響を与えるかどうかが気になるところです。いなくなってみて、改めて彼女がテレビ・芸能業界の人たちに愛されていたかを痛感しています。「天使のような人だった」と言う人が何人もいますが、それも納得です。
ただ現時点で感じているのは、彼女の職業・家族上の特性、そしてどちらかと言うと生前準備に消極的だったように見えることから、直接的な影響はなさそうだ、ということです。
死後に公開するブログエントリーを用意していたり、葬式でのメッセージなどを準備してくれていれば多少は違ったのでしょうが、今のところそうしたものは出てきていません。そもそも本人の意向かどうかわかりませんが、通夜・葬儀も内々で行われ、お別れの会のようなことについても全く告知がありませんので。死人に鞭打つのは酷ですが、「そりゃ、ないぜ」とすら言いたくなるほどです。
仮に何らかの波紋があるとしたら、乳がん、幼い子を持つ母親といった何らかの共通点がある人たちが、「自分の時は・・・」ということをこの機会に真剣に考え抜き、何らかのアクションを起こす、ということくらいしか思い浮かびません。