認知症は怖くない?

認知症高齢者を数多く診ている医師が、「一般の人は認知症を恐れすぎ」という趣旨のことを発言したり書いたりしているのを目にすることがあります。

患者本人にとっては認知症になるのも悪くない、というわけです。

がんに関しては、多くの専門医やがん患者が「(どうせ死ぬなら)がんで死ぬのは悪くない」ということを言っていて、そちらは何となく理解できます。けれど認知症に関しての上記のような見方・とらえ方は今の私には理解不能です。

ある程度の予防策を取る。けれど加齢が最大のリスク要因なので、ある程度年を取ったら認知症になるのも仕方ない。それくらいの割り切りなら、わかります。けれどやはり、避けられるものなら極力避けたいし、「認知症になって良かった」なんてことはほとんどないんじゃないの、と思ってしまうわけです。それこそ、がんなんかと違って。

体験を通じて認知症への理解が深まれば、また変わってくるのかもしれません。今はただ、「そういう見方もある」ということで頭に置いておこうとだけ思います。

私のように配偶者も子もおらず、親兄弟からも遠く離れた地で一人暮らしている者からすると、最後に頼れるのは自分だけ、ということになります。自分で自分のことができなくなったら、速やかにこの世とはおさらばしなければならない、というのは考え方の問題ではなく現実なんですけどね。

私が老人になる頃には、安楽死それも認知症を理由にした安楽死が日本でも合法化されていることを望んでいます。最終的に署名するかどうかは別にして、選択肢としてあって良いと思うんです。

参考記事:家族は認知症を恐れすぎでは? 新著「老乱」の発刊に寄せて(寄稿・久坂部羊):朝日新聞デジタル


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