先週の「世界を変える100人の日本人」

投稿者: | 2009-01-25

先週23日に放送された分も、かなりグッと来ました。

ミムラオールスターズに出てきた、「虹を生み出す装置」を作るオジさんたちは少しビミョーでしたけど、他の三名はスゴい人ばかり。

http://www.tv-tokyo.co.jp/100japan/backnumber/

赤塚 信彦 (あかつか のぶひこ)
日本の金箔技術で世界のセレブを魅了するジュエリーデザイナー

もともとジュエリーデザイナーとして活躍していた赤塚が、日本の伝統工芸の技術である金箔貼りに出会い、生まれたのが「ヌードジュエリー」。

2007年に完成したヌードジュエリーはこれまでのジュエリーの概念を覆し、「重力に逆らう」ジュエリーとして世界のファッション業界から注目を浴びる。

国内外からの問い合わせも多く、コシノジュンコさんをはじめとするファッション業界の大物からも評価されている今後大注目のジュエリーである。

日本の伝統とつながっているところが、うれしいです。男性である私はもちろん自分でやってみたいとは思いませんが、この「ヌードジュエリー」、とても魅惑的だと思いました。特に結婚式などハレの日に身にまとう、というのはかなり普及しそうな気がします。

菅野 米蔵 (かんの よねぞう)
未来のメガネ

株式会社アイプラスプラスの社長。

東京大学が認めた先端技術とアイデアを持つ企業のみが誘致される「東京大学アントレプレナープラザ」(※東大校舎内)にオフィスを構える。

「小型の特殊カメラ」と「電気刺激をおくるオデコ大の電極板」が埋め込まれたヘッドバンドで構成された、視覚障害者用歩行補助装置『オーデコ』の開発者。

前方の映像を即座に電気刺激に変えて、おでこの触覚に伝えることによって、目や手を使
わなくても前方の物体(&動き&状況)を瞬時に認知することができる。05年の学会発表後、世界中の医療・福祉業界を震撼させたこの開発は、学会・業界の大きな注目を集めつつ、今年08年12月に発売発表される。

技術が世のため人のためになる好例です。製品としての改良が進んでいけば、目の見えない人の人生の可能性がどれだけ広がることか。

永井 隆 (ながい たかし)
被ばく医療に命を捧げた医師

原爆投下直後の長崎で、妻をなくし、自らも被ばくしながら患者を治療。

“原爆の悲劇を後世に伝えたい”と、その詳細な記録を書き続けた。そして、「長崎の鐘」を脱稿。フランスやイタリアなど世界12カ国で出版され、原爆の悲劇を伝えた。さらに原爆投下直後、自らが被ばくすることを恐れずに治療にあたった記録「原子爆弾救護報告書」は、1986年のチェルノブイリ原発事故で活躍した日本医師団の精神的な主柱となった。

私の理想とする「志の継承」の結晶を見た思いでいっぱいです。永井の熱い思いと真摯な仕事ぶり、その両方があったからこそ、後の医学にその功績が引き継がれたのでしょう。

ネットで少し調べたのですが、彼はクリスチャンで、原爆投下そのものは是認するかのような姿勢だったとのこと。一筋縄ではいかない人物のようです。同じ島根県出身者というところには、親しみを覚えます。

彼の人生や思想について、もう少し掘り下げて調べてみるつもりです。

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