葬儀屋さんが、「葬儀はこんな風にしたらいいんじゃないか」と提案している記事2つ。
直葬+アルファ(東京おくりびと)
近頃「直葬」といわれる葬儀が増えています。
お寺さんの読経も手向け花も無く、ただ火葬するだけ・・・。・・・
人の死を弔う事は、何時か自分もそうなる運命だと
気付かせてもらうご縁をいただける機会です。
だから時代も民族も超えて人間だけが葬送儀礼をするのです。
そこのところをもう一度一般の方々に考えてもらいたいと思います。・・・
ご遺族であればなお更の事、故人を悼む気持ちを表して
お寺さんをお呼びしたり、それが無理なら
せめて手向けの花を柩に入れて、お別れしていただきたいのです。それが「直葬+アルファ」と言う事です。
直葬だけでは味気ないというかあんまりだ、というのは多くの方がおっしゃっておられます。確かに「プラスアルファ」はあって然るべきでしょう。その場合、直葬そのものを心を込めて濃密に送る、というのと、直葬とは別に「お別れ会」「しのぶ会」のようなものを催す、という2つの方向が考えられるでしょう。もちろん、これらは両立可能ですが。
直葬の実施例が増えていけば、「直葬で送る際の心得」みたいなものも、ある程度確立してくるのではないでしょうか。
もう一つは、葬儀の際に故人からのメッセージを披露するようにしては、という提案。
おくりびとと おくられびと(葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀)
お葬式の日に来ていただいた方に
何がしかのメッセージ(一種の遺言みたいなもの)を書きしたため
読んでもらうことが「葬儀」の一部となるといいなぁとか
考えています、もちろん元気で居ないと書けませんから
毎年書き改めるのを「元気の印」とするのですここのところはエンディングノートと同じですが
葬儀に来た人へのメッセージを
「会葬礼状」ではなく直筆のものか生の声の録音とかで
残しておくのですそうすれば、お葬式は「交互通行」になり
その方の人生の卒業文集でもみるように、
あの人は「何を語ってくれるのか」が関心ごとになったり
想いが深まるのではないでしょうか・・
大賛成です。これが「当たり前」になるといいですね。
できれば、ビデオメッセージか、最低でも録音メッセージだといいと思います。経験はないですが、こうした場で故人の肉声を聴くというのは、とても心に響くものでしょうから。
これからのお別れの場は儀式的要素が薄らいで行き、故人をめぐる「語りの場」としての色合いをますます強めていくでしょう。故人からのメッセージは、格好の語りの「だし」になるんじゃないでしょうか。