先週、グラミン銀行総裁で2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が来日しました。
いろんなサイトで彼の言葉が紹介されていたので、「語録」を作ってみます。心に響くものがあったら、ぜひ彼自身の著書「貧困のない世界を創る 」を読んでみてください。
解説委員室ブログ:NHKブログ | アジアクロスロード「アジアを読む」 | アジアを読む 「ユヌス総裁インタビュー」
人には利己的な面と無私の面があり私は無私のビジネスも可能だと考えます
貧困とは“チャンスがない”“逃れるすべがない”ことを指します
貧困から抜け出すには教育や健康・融資などの環境を整え
参加と決断の機会を与えることが重要です『こうあってほしいと思う世界をみんなで一緒に創ろう』
子どもであってもどんな世界をつくりたいのか理想像を持つべきです
どんな世界にしたいのか書きだしてリストを壁にはり
実現のために努力をするそうすれば世界は変えられます
今その理想像を持たない人が多く行くあてもなくさまよっているのです
何をしたいのか・どんな世界をがいいのか理想像を明確にする必要があります
ムハマド・ユヌス氏に聞く、グラミン銀行の奇跡(前編) | YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) | 最上級を刺激する総合情報サイト
グラミン銀行は、その人の信用力も過去にも興味がなく、彼らの将来に興味があるだけです。
貧困は貧しい人が作るのではないし、制度が作るものです。制度を是正すればなくせるんです。
世界中の企業はあらゆる技術を持っています。企業は今、技術で利益をあげて、それをお金儲けに使っています。その技術を貧困の解決のために使えば、そういった問題はなくなるはずです。
Yorozubampo:3月8日、ムハマド・ユヌス氏講演要旨
女性に貸せば、家庭にベネフィットをもたらすし。子どもたちの生活も向上した。女性に小さなお金を与えれば、全力でそれをうまく使う、そんな能力を持っているのだ。
これまでのビジネスではコンセプトが一つしかなかった。最大限の利益を求めるという。そのコンセプトの上をみんなが走ってきたのだ。われわれ人間は機械ではない。誤解が生じている。お金がロボットをつくっているのだ。もう一つの道はないのか。だれだってお金は欲しい。だがそれだけではない。われわれにとって人助けも楽しいのだ。
他のためのビジネスをわれわれはソーシャルビジネスと呼んでいる。お金のためではなく社会の問題を解決するためのビジネスなのだ。
若者は目標がないといわれる。50年前、社会主義がわれわれを魅了したが、その夢はいまなくなった。夢がなくなると挑戦をしなくなる。ソーシャルビジネスを話題にすればエキサイティングな会話が広がるはずだ。どういう問題があって、どうやったら解決できるかを考えるのだ。