最近、本をセットで読むという読書術を考えています。勝手に「対読(ついどく)」と名付けました。
一冊の本には豊かな世界が詰まっているものですが、それを複数並べて読むことで、知識や理解にさらに奥行きが増すのではないか、と。
具体的には、次のような組み合わせを考えています。
- 正反対の主張を持つもの
- 当事者が自ら筆を執ったものと第三者が書いたもの
- 入門編と応用編
- 先行業績とそれを継承した業績
- 本家と批判本
こう見てくると、それぞれの本が立ち位置をはっきりしてくれると、こうした対読がしやすくなります。一冊の本にいろんな要素を詰め込むのは、親切なことではありますが、逆に読者が能動的に本の組み合わせを工夫する余地を奪うものでもあります。
ちなみに、今私が対読本として意識しているのは、次の二つです。