プロ野球の世界で、米大リーグへの人材流出が相次いでいます。
あれがあのまま日本の未来図だというのは極論でしょうが、一つの示唆ではあると思います。つまり、有能な人ほど日本を見捨てる日が来るのではないかということ。
参考記事:On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう
少子高齢化という現実があり、日本の将来は決して明るいものではありません。というか、暗い。そのことによってますます、改革や革新に対して後ろ向きになり、チャンスや能力発揮の舞台がますます乏しい国になる。それが悪夢のシナリオです。
有能な人、意欲的な人にとって、住むに値しない国、住んでも楽しくない国になるのです。その時この列島には、海外に飛び出すには歳を取りすぎている人や、海外に飛び出すだけの気概や能力のない人たちの、いわば吹きだまりになってしまうのではないでしょうか。
今日日、有能な人材を惹き付ける魅力的な組織を作る、というのは経営者の重要な役目です。同じように、政治家も日本を、有能な人材が来たい・住みたいと思うような国にしなければ。移民の解禁は時間の問題でしょうが、いざ移民を大量に受け入れるとした時、来てくれる人がいないというのでは、シャレになりませんからね。