日頃から葬儀業界には批判的な私ですが、ことブログに関しては、一番楽しませてもらっているのは葬儀屋さんのブログです。
行政書士などいわば同業の方のブログは、本から転記したような教科書的な法律知識を書いたものか、本業に関係ない私生活を書いたものが大半です。仕事の現場のリアルな出来事を伝えるものや、法律の解釈や適用について高度な思索を展開したものなどには、まずお目に掛かりません。前者については、「守秘義務」という制約があるのは事実ですが。
もう一つ、私が関心を持つのは終末期医療です。医師や看護師のブログも、割と目にします。中には、生と死について、あるいは医療のあり方について、深い思索を展開しておられるケースもありますが、専門用語が頻出して読みにくかったり、特定の患者さんへの「思い」を独り言のように呟いているものの方が、割合としては多いです。やはり、読み物としては面白くない。
その点葬儀屋さんのブログは、その人が仕事を通じて悩んだり喜んでいる様が鮮明に伝わるものが多く、読んでいて楽しいんですね。教えられたり、考えさせられることも多いです。
ということで、気分としては葬儀業界の敵、な私ですが、日々葬儀屋さんのブログは楽しませていただいていること、ここにカミング・アウトします。