激しく思い込みに満ちた説ですが、私はこれから、スモールビジネスの時代が来ると思っています。
もちろん一応の根拠はありまして、世の中がますます多様化・多元化していくので、フットワークの軽いスモールビジネスでないと対応しきれない、というのが一つ。そして、働く側としても自分が能動的に関わりやすいスモールビジネスの方が満足感・やりがいが大きいということがもう一つです。
スモールビジネスが主流になれば、それをサポートするBtoBのビジネスも必要となります。そこでもスモールビジネスが一定の存在感を占めるようになれば、スモールビジネス多産時代といった好循環が生まれる可能性があるのではないでしょうか。
そして大企業も、これまでのように規模の経済に立脚するだけではむしろ脆いものになるでしょう。言ってみれば、スモールビジネスの集積体として再編成されることになるでしょう。フランチャイズというのはその「兆し」と評価できますが、現状はまだまだ本部の統制・管理が強すぎますね。
スモールビジネスの時代にあっては、これまでのような大組織中心に設計されてきた制度なんかは、大きく変革を迫られます。税制しかり、年金や健康保険しかり、教育内容しかり。とはいっても、世の中全体がその認識を持つにはまだまだ時間が掛かるので、長い間、生みの苦しみが続くでしょうが。
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