2008年、居酒屋チェーン「和民」に勤務していた女性が自殺しました。
昨日、これが労災認定されたというニュースが流れ、ネット上(いつものように、私にとっては主にTwitterですが)は大騒ぎ。
ワタミや創業者の渡邉美樹氏に好意を持っている自分からすれば、「ワタミも渡邉氏も、こんなに世の中から嫌われているのか!」と戸惑うやら驚くやら。
多くの人が、ニュースがでたあとの渡邉氏やワタミの対応・発言を問題視しています。確かに自分も、「もっとうまくやれば良いのに」とは思います。ただ一歩下がって見れば、批判の多くは揚げ足取り、言葉尻の範囲なんですよね。
渡邉氏は平成の世においては割と目に付く「成り上がり」かと思います。ビジネスの分野では、孫正義氏に匹敵する存在かと。一方政治の世界では、橋下徹大阪市長がもてはやされています。
人物評価という点において、「橋下好き・渡邉嫌い」と「橋下嫌い・渡邉好き」はかなり対蹠的だろうなぁ、と思ったことでした。ちなみに自分は中田宏・前横浜市長や北川正恭・元三重県知事をすごく高く評価していますが、(ネット)世間では影が薄いですねぇ。。。ついでに言えば、野田総理大臣も過小評価されすぎと思っています。
細かいことにケチつけるばかりに、大局的な改善や向上が図られない。ネット民は「ガラパゴス」をわらいますが、実は日本語の言説空間こそ、とんでもなくガラパゴスなのではないでしょうか。自分はほぼもっぱら日本語のメディア・言説にしか触れていませんけど、今回の件で強い危機感(半分くらいは、絶望感・・・)を覚えました。