先日、NHKスペシャルで中国における宗教・道徳事情が紹介されていました。
キリスト教が広まる一方、儒教・儒学も復活しつつあるのだそうです。
一言で言えば拝金主義への揺り戻しということなのでしょうが、駆け足で経済成長してきた中国において、一部とはいえ「物から心へ」といった動きが出ているのは興味深く感じました。そして同じ東洋の人間として親しみを感じる部分もありましたね。我ら日本人にとっても、孔子様はお釈迦様とともに直接・間接にその教えに接している偉大な「師」ですから。
今後東アジアにおいては、経済の水準、人口構成などがますます似通ったものになっていくと考えられます。自国内の立場の違う人よりも、他国の似た立場の人と気が合う、話が合う、なんてことが普通になって行くのではないでしょうか。気になるのはその際の共通語ですが、やはり英語ということになるんでしょうねぇ。もしかすると、中国語(北京語)ということになるのかもしれませんが。
ともあれ、メディアは政治的なことだけでなく、他の東アジア諸国の文化や社会についても積極的に紹介してほしいものです。そのことは、私の関心事である葬送なんかについても、かねがね思っているところであります。