65歳定年が定着しつつあるなど、生涯現役がいやおうのない現実となりつつあります。
これが今後も65歳で打ち止めになることはなく、まだまだ延長されていくのは確実ですから。今40代前半の我ら世代だと、最低でも70歳、恐らくは75歳近くまでは働くのが当たり前の社会になっている、というのを見越しておくべきでしょうね。
いはいえ、さすがに高齢になってフルタイム勤務や都心への長時間通勤はつらいものがあります。短時間勤務、職住近接の勤務が広がらないと、持続不能でしょう。
そんな中、シニアによる起業も注目を集めるようになっています。社会経験・ビジネス経験のあるシニアが、急成長を目指さずに手堅くビジネスを育てていくなら、失敗のリスクはさほど大きくないですから。
同時に私が注目しているのが、サービスや商品の開発者として、あるいは新しいサービスや商品を評価する目利きとしてのシニアの役割です。こちらでもやはり、ビジネス経験や消費者としての経験が活きるところは多いのではないでしょうか。私のフィールドである生前準備ビジネスにしても、他の業界や隣接業界のベテランが数多く参入してきてくれれば、イノベーションを触発してくれることと思います。