最近つくづく感じることです。
自分の中に確固たる正義のものさしを持っていて、それでもって世の中の事象や他人の言動をバサバサと評価する(主に批判・批難するほうです)。そういう人は無敵ですね。
「無敵」というのは、半分以上皮肉で言っています。自分が正しく「あちら」が間違っている、と確信している人とは議論は成り立ちませんから。そう周囲に思われてしまった人には、「そこはどうかな」とか「こういう考えもあるんじゃないかな」などと言ってくれる人がいなくなります。結果本人は、「誰も自分の考えに逆らわないのだから、自分は正しいのだ」という確信をますます強めるというわけ。
自分の正義を持つのは良いでしょう。でもそれを使って他人を裁いたり、ましてや他人の考えや行動を改めさせようというのは傲慢というもの。そんな風に押しつけることも許されるほどに普遍的で至高の正義なんて、人間社会にはないと思っています。