志を持って生きる人のことを「志民」と言ったりします。
勝手ながら、私なりに「志民」の条件を考えてみました。私がこれらを十分に満たしているというわけではないので、悪しからず。
「志」を持って働く
何より、これが一番大切ですね。NPOやソーシャルビジネスはもとより、民間の営利企業や官公庁であっても「世のため人のため」の心がなければ。
社会のことに関心を持ち、日々情報の収集や発信をしている
ビジネスマンが日経新聞を読むような感じで、「まずこれを読め」といったメディアは、まだ生まれていません(関連記事)。なので情報収集には各人なりの工夫が必要です。なお「情報発信」と言ってもおおげさなものではなく、気になるネタやアイデアを、ブログやTwitter、Facebookなどを通じて広めるだけでも十分です。
寄付など、志を伴ったお金の使い方をしている
お金をどう使うか、ということは強力な意思表示の手段です。公益に寄付するのを始め、普段の消費生活でも自分なりに「良いモノ」「良い企業」を選びたいものです。寄付であれば、「年収の1%」をまずはクリアしたいものです(関連記事)。
ボランティアやプロボノに自分の時間を割いている
私もそうですが、この部分は「これから」という人が多いのではないでしょうか。目安や目標はあまり意味がないかもしれませんが、まずは「月間10時間または年間100時間」を目指してみてはいかがでしょうか。なおプロボノについては、まだまだ「知る人ぞ知る」状態かと思いますので、認知度向上を目指す段階ですね(関連記事)。
社会的なイベントなどに参加している
上のボランティアなんかとも似ており、一部は重なるかと思いますが、ここで言っているのは勉強会や交流会みたいなものです。意識を高めることにつながるでしょうし、仕事以外の人脈を広げるのにも役立つのではないでしょうか。
周りに触れ回る
周囲に「志民」としての生き方をいわば布教する、といった感じです。家族、同僚、友人、恋人、近所の人等々。
私自身を含め、こうした志民としての生き方をしようとする人が増えれば、社会はきっと今より良くなるし、そしてたぶん、面白くなるんじゃないでしょうか。
などと考えていたら、公文俊平氏がこんなつぶやきを。
情報社会のコアとなる智民層に対しては、「ニート」という消極的な特徴付けよりは「シート」という積極的な特徴付けがいい。Socially employed, educated, and trained.だ。正規の学歴や職歴はないか、こだわらない。腕は仲間と共に磨く。
「シート」、いいですね。共感いたします!
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