正月休みが明け、今日からお仕事だった方が多いでしょう。
年明けから「今年は生前準備を始めるか」と決意した方も、いくらかはいらっしゃるのでしないでしょうか。
では、何から手を着けるか。正解というものはないでしょうが、あとあとまで続けられるためのコツといったものはありそうです。
まず多くの人が考えそうなのが、ガイド本的なものを買ってきて読むだとか、そっち系のセミナーに参加するといったもの。いわばお勉強ですね。でも自分がどうしたいか漠然としたままでは、あまり身につきません。具体的な行動を起こして問題意識などがはっきりしてからでも良いのではないでしょうか。
そこでお勧めなのが、身辺整理とエンディングノートです。
身辺整理はまず捨てられるものを・減らせるものをどんどん処分するところから、ですね。これはモノだけでなく、契約などの社会関係、そして人間関係についても言えます。時には買い替えたり契約を見直したりして、現在のライフスタイルに合ったものに再編成する、といったことも必要になってくるでしょう。
一度に終わることではないので、段階的に進めていくことになります。だからこそ、思い立ったらすぐにでも手を着けておく、ということが大切です。
もう一つが、エンディングノート。書店に行くなりネット上の書店で検索するなりして、自分に合ったものを見つけます。いろいろ比べていると決めかねてしまうかもしれませんが、「合わなければ買い直せば良い」くらいの感覚で買うと良いのではないでしょうか。あるいは、多少の余分な出費は大目にみて、良さそうなのを最初から2~3冊買ってみるとか。
エンディングノートについては、全部埋めようとしない、順番に書こうとしない、ということが大切です。これらにとらわれていると、かなりの確率で挫折することになりますので。気が向いた時に気が向いた項目だけを埋めていく、くらいの気楽な気持ちの方がかえって捗るものですよ。
できればこうしたのをやる中で、家族や友達と意見・情報交換するとさらに良いですね。「自分は生前準備を始めたんだ!」と宣言しておけば、続ける動機付けにもなるのではないでしょうか。辞めちゃうとカッコ悪いですからね。
いずれにしろ、今年さらに多くの人が生前準備を始めてくださることを祈ります。
参考記事 : 【「終活」を始めよう】死をタブー視することなく考え、準備することが大切…これが「終活」の心得 – 産経ニュース