人口の高齢化は、日本の社会や経済にとって大きな足かせとなっています。
いろんな問題や課題のほとんどが、ここに起因する、と言ってもいいくらいではないでしょうか。
とはいえ人口の高齢化自体は避けられません。多少出生率が上がるとか下がるペースを緩和できれば、進行を後らせることができるだけです。まぁそれでも事態がどんどん悪化していくのに比べればよほどましなわけですが。
さてそんな中で、問題への対処のカギとなりそうなのが、元気な高齢者、いきいき高齢者の割合を少しでも高める、ということです。逆に元気なく不健康な高齢者が増えれば、高齢者一人あたりの負担というのは否応なく増すでしょう。ここに有効な手を打てるかどうかが、日本の将来を左右する、と言っても過言ではないように思います。
さてその点で大切なのが、高齢者に可能な限り働き続けてもらう、ということでしょう。時間は短くてもいい、賃金は低いかゼロかもしれない、でも社会的な役割を持って日々を送る高齢者が多ければ、それだけ不健康な人も少なくなるはずです。
そしてできれば、単に雇われて賃労働するというのではなく、自ら事業を立ち上げ、働き口を増やしてくれるような高齢者が次々と出てくるようになれば、万々歳じゃないでしょうか。
政府にはこのことの重要性を認識し(心ある政治家や官僚は分かっているでしょうが・・・)、それに向けた制度改正などを断固として推進していただきたいです!
あと細かい話ですが、「高齢者」の区分を75歳からという風に引き上げる、というのも結構意味のする改革だと見ていますよ。