企業の戦略と、人事、マーケティング

投稿者: | 2010-03-04

会社を経営したこともないのに随分生意気な話ですが、企業の戦略は、人事戦略、マーケティング戦略と首尾一貫してこそ、機能すると考えます。

有名な格言に「組織は戦略に従う」というのがありますが、まさにそういうことです。

いくら立派な戦略があっても、人事戦略やマーケティング戦略がそれと無関係に打ち立てられていたら、当の企業戦略はまさに画に描いた餅におわるでしょう。まともな人事戦略やマーケティング戦略がないのは、論外ですが。

その意味で、企業経営において「必勝の法則」というのはあまりなく、戦略によって組織の体制をつくっていくところにこそ、面白さと難しさがあるのではないでしょうか。マネジメントは純粋な意味で科学になることはあり得ず、どこか「アート」であり続けるんだろうと思います。

これからの企業は、首尾一貫していること、とんがっていることが求められます。「その他大勢」では、価格やモーレツぶりで差別化するしかなく、それでは結局のところ、優位を長期間保つのは不可能だからです。組織はある目的・使命のためにつくられるものです。偏っているのは至極結構なことなのではないでしょうか。

企業の活動のあらゆるところに、理念や戦略が色濃いメッセージとして表れている。採用を希望する人は、そのメッセージに強く共感して、その会社の門を叩く。理想というより、それ以外、あり得ないと信じています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください