単一のモノサシで割り切れば、楽だけど・・・

投稿者: | 2010-07-08

世の中には、あらゆる事柄を単一のモノサシで割り切ろうとする人たちがいます。

私はリバタリアンを標榜していますが、リバタリアンにも「小さな政府」(もしくは、政府の廃止)が唯一最大の目標になっている人がいて、何でもかんでも政府を大きくするものは間違い、小さくするものは正しい、と言った物言いをなさいます。残念ながら。

思考の中で「お遊び」をしているなら、それでもいいでしょう。でも仮にも実現を本気で考えるなら、考えなければならない要素はいろいろあります。現状がどうで、理想の状態に近づけるには、何をどうするところから手を着ければいいのか、といったことにおいて。はっきり言って、自分が正しいと思うことを主張していれば事足れり、としている人は幼稚すぎます。

私自身は「・・・主義」といった信条を持つことは、それがないよりはるかにましと考えます。ただやはり、その主義に拘泥しすぎて、「・・・主義者」であることに酔い、その理想の実現をそっちのけにするようでは、困りものです。社会から受け入れられないために、殉教者を気取るとあっては、何をか況んや、ですが。

「・・・主義者です。でもそれだけじゃない」といった柔軟な構えを持っていたいものです。

そんなことを考えていたら、ちょうど同じようなことをつぶやいている方がいました。

御意。

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