遺言関連業務を「コモディティ化」させる

投稿者: | 2008-07-31

おとといは「葬式仏教界・葬儀業界・墓石業界を壊滅させる」という過激な文を書きましたが、我がフィールドである遺言についても、悪しき業界秩序のようなものはぶっ壊したいと考えています。

それは端的には、単純業務・定型業務はどんどん価格破壊を進め、いずれはタダ同然で提供するようにすること。

これにより、マニュアル本を参照しつついっぱしの専門家を気取っているような半素人は淘汰されるでしょう。あるいは、他の業務の片手間に遺言に取り組んでいるような中途半端な有資格者も。何せ、儲かりませんから。

じゃあどこに利益の源泉を求めるのか。これはどのサービス業も同じですが、顧客に提供した付加価値に応じて対価をいただく。それに尽きると思います。

遺言に関して付加価値と言えば、今の時点では次のようなものが思い浮かびます。独自の要望に対応したカスタム・メイドの遺言。遺言作成プロセス自体が、何らかの気づきを生む。形見としての遺言。家族の絆を強める遺言。などなど。

「コモディティ化」は私なんぞが推し進めなくても、必ず誰かがやるでしょう。ならば、自らそれを進め、主導権を握った方が得策だと思うんです。

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