日本にも「海賊党」が現れたなら・・・

投稿者: | 2012-04-15

ドイツの海賊党が党勢を伸ばしている、というニュースがありました。

独の海賊党、支持率3位に躍進 泡沫から台風の目に – 47NEWS(よんななニュース)

インターネット上の規制に反対し、政治の透明化を掲げる「海賊党」がドイツで支持を広げている。結党当初は泡沫政党扱いだったが、最近の世論調査では支持率で90年連合・緑の党を抜き、初めて3位に浮上。来年秋に予定される総選挙の台風の目になる可能性がある。

10日公表された調査機関フォルザの世論調査によると、海賊党の支持率は13%で、11%で4位の緑の党を上回った。1位はキリスト教民主・社会同盟で36%、2位の社会民主党は24%だった。

海賊党はスウェーデンが発祥でドイツでは2006年に設立。著作権や特許の開放を訴え、党名は「海賊版」にちなむ。

「海賊党」という名称はさておき、若者やインターネットユーザーに支持される政党が日本にも現れないものか、とは思いますね。私に言わせれば、「真の自由主義政党」ということでもあるんですけど。

過去には、小沢一郎氏率いる自由党、渡辺喜美氏が旗揚げしたみんなの党、山田宏氏・中田宏氏の日本創新党に期待したこともありました。でも、いずれも期待がほどなく失望に変わりました。自由党は政争に走りすぎ、みんなの党は政策面で違和感が増し、日本創新党はナショナリズム色が強すぎて・・・。

私の期待する自由主義政党は、まだ日本の政治に確固たる地位を占めるに至っていません。「新自由主義」なるものは一部で悪の権化みたいに言われますが、都市部に住むサラリーマンや自営業者にはそれなりに支持されていると思うんですよ、今でも。

さて、もし日本にも「海賊党」みたいなものが現れるとするなら、どんな政策をぶち上げるでしょうか。

  • 著作権や特許の法体系を、「保護」から「利活用」にシフトさせる
  • 政治や選挙へのインターネット利用制限を大幅に緩和
  • パチンコ業界や宗教法人への課税強化

あたりでしょうか。3番目はいわゆる既得権益打破ということになるのでしょうが、昨今の公務員バッシングの風潮を見ても、案外「有望」かもしれません。

あと今だと「ベーシックインカムの導入」なんかも入ってくるかもしれませんね。私は支持しませんが。

難点は、若者(だけ)に受ける政策を仮に言ったとしても、今の日本の政治構造ではあまり勢力を伸ばせないことです。砂糖を入れて甘くする、というこではありませんが、ある程度幅広い年代の有権者に支持されるような懐の深さは必要でしょう。

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