今週も、テレビ東京の「世界を変える100人の日本人!JAPANALLSTARS」を取り上げますよ。今回は、ベトナムで白内障などの治療に無償で取り組む、眼科医・服部匡志医師。
ベトナムで無償の治療をし、6,000人の患者を失明の危機から救い“神の手を持つ男”と呼ばれている眼科医・服部匡志氏。高校2年生の時、父親を胃がんで亡くしたことが医者を目指すきっかけに。4年間浪人をして京都府立医科大学に入学。
大学で眼科の木下教授という教授に出会い、自らも眼科医の道に進むことを志す。
民間病院で研鑽を積み、網膜硝子体手術の分野では国内でトップ技術を持つ。
2001年、母校の学会でベトナム人医師と出会い、患者の治療と眼科医の指導を懇願され、翌年ベトナムに渡たる。
ベトナムで失明の危機にさらされている貧困層の人々に感化され、以来ベトナムで無償の治療を行っている。
両国を行き来する生活が7年経つ今も続いている。(番組ホームページから)
無償で働いているということ。日本とベトナムを月の半分ずつ往復していること。一日に数十件の手術をこなすこと。など、テレビを観ながら「スゴすぎ・・・」とため息が出ました。
医師の手本とか鑑というレベルを超越した、こんな凄い人がいるんですね。大多数の医師には、異次元の話にしか思えないでしょう。
個人的には、彼自身がそこまで頑張らなくても、ベトナム人眼科医を育てることにいくらか時間やエネルギーを注いでくれたら、と感じました。
それはさておき。今の我々は、服部医師のありさまを見て衝撃を受けます。番組では一度も出てきませんでしたが、今の言葉でこれを表現するとしたら、「ボランティア」。でも、これからの時代、こんな風に、報酬に釣り合わない仕事、時には無報酬の仕事も喜んでする、そうした真のプロフェッショナルが多く誕生するんじゃないでしょうか。
時間当たりいくら、とか計算しながら働くような、そんな仕事しか生きているうちに経験できなかった人は、哀れなもんです。
追記:フジの「奇跡体験!アンビリバボー」では、既に取り上げられてました。TBSの「情熱大陸」でも。
http://jp.youtube.com/watch?v=27Bl17zckGY
http://jp.youtube.com/watch?v=OIf5vwpsmpk