死亡通知を自分で書く

投稿者: | 2006-03-20

遺言の題材の中の「メッセージ」のところに、「死亡通知を自分で書く」という文を書き足しました。


先週新聞で、詩人の茨木のり子氏が生前から死亡通知を作っていたと知り、早速アイデアを拝借したわけです。といっても、アイデアそのものは私の中に漠然とあったのですが、やはり実践例を知ると、そのアイデアに力を与えられたような気がするものです。

茨木のり子さん「生前の死亡通知」(YOMIURI ONLINE)

率直に言って、茨木氏の文そのものには必ずしも感心したわけではありません。すこしあっさりし過ぎていますし、その割には相手への感謝が大げさすぎる気もします。その相手というのも、250人ほどに送ったというわけですから、決して個人的な感謝というわけではありません。ま、粗探しはそのくらいにしておきましょう。

私が思うに、もし生前に死亡通知を書くなら、年賀状方式がいいのではないでしょうか。つまり、印刷した文面の隅に、一人一人に宛てて添え書きをする、と。250人が多いか少ないかは一概に言えませんが、個人的に感謝やお別れを告げたいほど人生において大事だった人となると、自ずと人数は限られてくれるのではないかと思うのです。

ともあれ、仮に実際に出さないとしても、自分を振り返るためだけにも、「生前の死亡通知」はおすすめです。

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