科学的に証明されていないものは認めない、という態度

いつも読んでいる長尾和宏医師のブログに、こんな話題が。

EBM神話の終焉|Dr.和の町医者日記

私もかねがねメディアで発言する医師・医学者に「エビデンス至上主義」「エビデンス原理主義」のようなものを感じ取って辟易することがあったので、大いに頷ける指摘でした。もとより私は医学にはずぶの素人ですが。

世の中にはいかがわしい代替療法なり健康法なりがあふれているので、「それはエビデンスのあるものなのか?」と問うのは大事なことでしょう。ただエビデンスのないものを一切認めないというのも極端な話で、人間ひいては生物に対する見方が狭いと言わざるを得ません。

人間の体について科学が解き明かしたことは、まだまだ限られています。我々には未知のメカニズムや可能性が備わっているとすれば、医療においてそれをも活用するのは一つの考え方ではないでしょうか。リンク先のインタビューで述べられている患者の個別性もそうですし、患者の心の問題もそうです。

エビデンスという一つのものさしであらゆる医療行為を「これは正しい」「これは間違っている」とバサバサ裁くのは、知的には楽なことでしょう。でもそれは人間の生きる力を抑圧する冷たい思想だと言わざるを得ません。私が患者だとしたら、そんな思想を持つ医師と信頼関係を築くのは難しそうです。というか、たぶん無理ですね。

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