人生紙芝居という魔法

静岡県のデイサービス「みんなの家」で行われている人生紙芝居の話題に心を打たれました。

高齢者施設の人生紙芝居、利用者同士が褒め合うなど好影響|ニフティニュース

のどかな海辺の町、静岡県西伊豆町にあるデイサービス「みんなの家」では、利用者の人生を10枚程度の紙芝居にまとめ、誕生会などにみんなで鑑賞。人生を振り返ることで本人のケアになるほか、作成の過程でご家族や介護スタッフにもよい影響が波及するという。

認知症ケアの世界には回想法・回想療法という手法があります。これはいわばその応用編。ただやはり、当事者だけでなく家族やスタッフにも波及効果みたいなものがある、というのは自分にとっては大いに感銘を受けるところでした。また、「自分が憧れているのはこういうものだ!」とも。

はた目には平凡な人生でも、振り返ってみれば「歴史」と言えるものが詰まっているはずです。自分史でも聞き書きでもこうした紙芝居でも良いので、それを形にする機会がもっと増えることを希望します。本人にとっても、そしてそれに関わる周囲にとっても、かけがえのない経験となるでしょうから。

そういうのがごく当たり前に行われるようになってくると、人々の生き方の姿勢にも影響が出てくるはずです。今から正確にそれを予想することはできませんが、たぶんもっと人生を丁寧に生きるようになり、また自分の人生を刻々と意味づけながら生きていくようになるのではないでしょうか。

結果として、「自分の人生もまんざらじゃなかったな」と肯定的な思いを持ってこの世から去る人が増えるはず。そしてそんな生き様・死に様を見た周囲の人間も、より自信を持って自分の人生を生きるようになるのではないでしょうか。好循環というか相乗効果のようなものが起こる気がします。


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