日本の医療は世界一!?

投稿者: | 2010-08-29

先週のニューズウィーク日本版に、世界の豊かさランキングという記事がありました。

要は、GDP以外のいろんな指標で各国の豊かさを比べる、というものです。その中の医療部門で、日本が何と一位。国民皆保険というシステム、そして世界有数の長寿を実現しているという質の高さ。日本人が思っているより、海外での評価は高いようです。

このこと自体は、素直に喜ぶべきでしょうね。

ただ、日本人にとって現在の医療が「完璧」にほど遠いのは事実です。患者として、いろいろ不満を覚えることが多いですし、一方医療者側からは「医療崩壊」が叫ばれたりもしています。まだまだ改善の余地がある、ということに異論のある人はほとんどいないはず。

これからの日本は人口の高齢化が進みます。何もしなければ、医療の「需要」が激増するのは確実です。成長産業、有望産業と言えば聞こえはいいですが、人や金がこの分野に吸い取られることが、果たして真の豊かさと言えるのかどうか。私は、大いに疑問に思います。

医療にあまり頼らない社会、というのを戦略的な目標にするべきではないでしょうか。

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