多くの人が感じているはずので、言わずもがなのことですが・・・。
例の「美人すぎる市議」以来、メディア（主にスポーツ新聞やワイドショー）の見出しに「美人すぎる・・」という形容が使われることが多くなりました。その職業に就いている女性としては異例に美人、といいわけです。
ただ最近は、これが使われすぎて有り難みがなくなっています。また、「すぎる」と言うのは言い過ぎだろ（失礼！）、という人にこの形容が使われているケースも少なくありません。ひどいのになると、「美人」ですらなかったりします。
何事もそうですが、言葉を始終大げさに使っていると、聞く方で割り引いて聞くようになります。言葉がいわばインフレを起こすんですな。「オオカミ少年効果」とでも言いましょうか。ということで、大仰な形容はとっておきにしておいた方がよろしいかと思います。
なお、マスコミには古くから犯罪の被害者となった女性にはめったやたらに「美人」と付ける決まり（？）があります。美人OLとか美人看護師とか。こちらの方はすっかり定着して信憑性がゼロになっていますので、従来通り使っていただいて結構です。