2012年の業界予想

投稿者: | 2012-01-03

勝手に予想します。「業界」と言っても、遺言・相続のみならず、葬儀・供養や終末期医療なども含む幅広い「エンディング業界」のことですが。

「終活」が深化
「終活」はさらに活発になると思います。そうした中で、消費者・生活者の知識や意識のレベルが上がり、ただやれば良いと言う段階を過ぎ、より良い終活が求められるようになると見ます。昨年「墓友」という言葉がにわかに脚光を浴びましたが、終活が質的に深化する年になると予想します(多分に希望的観測も含まれていますが)。

尊厳死など終末期医療への考え方が変わる(というか、すでに変化していたものが形になる)
昨年の終盤から、政治や医学界の場で延命治療の中止や差し控えについての議論が活発化してきました。もともと「末期になったら延命治療はしなくて良い」という考え方の人はすでに多数派となりつつありますので、それが表に出る、ということかと。尊厳死協会に加入する人が爆発的に増えるとは思いませんが、何らかの形で意思表示する人は着実に増えていくことでしょう。

エンディングノートがさらに拡大・定着、オンライン化も
前段は「鉄板」の予想ですね。より幅広い年代の人がエンディングノートを手に取るようになることでしょう。そしてその過程で、今年あたりネットをフルに活用した「オンライン・エンディングノート」の本格的なサービスが現れるのではないかという気がします。もし今年なければ、来年にはきっと来ることでしょう。

お布施や戒名などの問題で仏教界がさらに苦境に
これも方向性としては確実に進む話で、問題はどれだけのペースか、ということだけです。今年あたり、仏教批判・仏教離れに加速度が付いても、「想定外」ということはないですねぇ。

びっくりの異業種参入はあるか
葬儀にイオンが、介護にワタミが参入したような社会的にも業界的にもインパクトのある異業種参入があるかもしれません。私が期待するのはセブン&アイですね。あと高齢者の見守りや遺品整理といったビジネスで、新しい展開がありそうな予感がします。

忘れていなければ(笑)、年末に振り返りをやることにします。

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