世界的(といっても、一部の先進国だけでしょうが)な広がりを見せている氷水チャレンジ(アイス・バケツ・チャレンジ)。
最初に報道を見かけた頃は「なんだこれ・・・」くらいにしか思っていませんでしたが、ここまで広まってくると不気味というか気味の悪さしか感じません。
この件で寄付が爆発的に増えたそうで、キャンペーンとしては「成功」ということになるのかもしれません。でも一過性の「流行」に終わって支援が持続しないのであれば、あまり意味がないのではないでしょうか。さらに氷水をかぶるというのは、そもそもALSの患者支援や認知度向上とは関連がありません。本来の目的達成の助けにならないどころか、かえって妨げになるとすら考えられます。
それにしても、このムーブメントに参加する人や賛同する人がむきになって擁護しているのを見ると、「この人たちとはわかりあえないな」という果てしない意識のギャップみたいなものを感じていまいます。仲の良い人たちの内輪で盛り上がるだけなら構いませんが、批判や疑義を許さないというのは、随分狭量に見えて、がっかりです。
トヨタの社長が日産の副会長を指名したとか、みんなの党の代表が安倍晋三首相を指名したとか聞くと、「大概にしとけよ」と思ってしまいます。堂々と拒否した武井壮、かぶったうえで次を指名しなかった市川海老蔵は、立派ですね。
幸い私は誰かに指名される心配はありませんが(笑)、もし指名されたとしても断固拒否します!