「イスラム国」に二人の邦人男性が捕らわれた事件、この一週間ニュースで大きく扱われてきました。
全ての騒動を自らの政治的主張に結びつける人たち(いわゆる「左巻き」の人たち)は今回も醜態をさらしていますね。誘拐を非難する前に政権批判を展開したり、人質解放のためならどんな要求でも呑むべきという風なことを言ったり。彼らは思考回路がいかれているので、驚きはありません。
付け加えると、この件をあまりに重大視しすぎるのも、広い意味での「テロ支援」と言えます。「たかが」と言っては何ですが、事故や自殺・他殺で毎日多くの人がこの日本列島で死んでいることを思えば、人ひとりやふたりの命をことさら大切にするのは、あまりにバランスを失しているのではないでしょうか。本件に憤るようなら、毎日食事も喉を通らないくらいになっていなければおかしいでしょう。
今回も「自己責任」という言葉が飛び交っています。ただ前回のイラクでのケースと違い今回は、敵方の出す条件があまりに途方もなく、国益と人命の取捨選択を迫られている格好です。捕らわれた二人(うち一名はすでに殺されたようですが)は日本国に多大な迷惑を及ぼしたという点で、責任を負えるレベルを超えています。言い方はキツイですが、「自決したら?」と言われても仕方ありません。
後藤氏についてはまだ生還の望みがいくらかありますが、仮に日本に還ってきたとしたらしおらしくしていただきたいものです。ご本人は痛いくらい承知でしょうが、親族や「支援者」みたいな人が墓穴を掘りはしないか、今からハラハラします。個人的には、こうなった以上彼は向こうで殺されてくれるのがスッキリする展開ですが。