先週、NHK「クローズアップ現代」で、シェアハウスに暮らす人たちが増えている、というレポートを観ました。
NHK クローズアップ現代 住まいを“シェア”してみませんか
いま、他人と一緒に暮らす人が増えている。首都圏では「シェアハウス」とよばれる若者向けの賃貸住宅が急増。一人一人に個室はあるが、リビングやキッチンなどは共有する「シェアハウス」。人気の秘密は「住人の交流」にある。
昨日書いたように、私は一人暮らし歴が長く、こんな風におおぜいの赤の他人と一つ屋根の下に暮らす、というのは想像ができません。せめて、番組内で紹介されていた「コレクティブ・ハウス」が限界かな、と。
ちなみにコレクティブ・ハウスとは、各世帯は独立した居住空間を持ちつつ、共有空間のある集合住宅のことです。私の理解した限りで、こんな風にまとめてみました。
コレクティブハウスは共有空間のある集合住宅。シェアハウスは個室のある共同住宅。といった感じでしょうか。
こうしたシェアハウス、個人の孤立が進みすぎた反動、と言えるかもしれません。同じ家賃なら一人で住むより良いところに住めて、食費も安くて済む、という経済的合理性もありそうです。また番組内では話に出ませんでしたが、独身寮や社宅など、企業持ちの住宅が下火になってきているスキマを埋めている面もあるんじゃないかと思います。
住宅地やマンションなど、従来型の居住方式において「ご近所づきあい」を活発化させる。同時に、シェアハウスやコレクティブ・ハウスといった新しい居住形態を広める。どっちのアプローチもありだと思います。ともあれ、一人暮らしの人がどんどん孤立する、という流れには歯止めを掛けねば。
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