カギはやはり、本人の意思

投稿者: | 2019-11-28

人生会議(の啓発ポスター)をめぐる議論、テレビの他にTwitterでもかなり続いています。私が生前準備に関心を持つようになってから最大級の炎上事件と言えるかもしれません。

それにつけても思うのは、「肝心なのは本人の意思だよなぁ」ということです。医療的ケアに限らず、相続や葬儀・お墓などについても。仮に本人にはっきりとした「こうしてほしい」「これはやってほしくない」という希望があり、表明しているのなら、それを最大限尊重し実現できるよう動いてあげるのか周囲の努めだと思うんです。家族・友人などにとっても、また医療者などプロの人たちにとっても。

こういう風に言うと、「そうは言っても、人の意思って変わるもんだよ?」みたいな揚げ足取り(?)をしてくる人がまれにいます。確かに意思は変わることもあるでしょう。でも繰り返しそのことについて考え、結論づけた意思だとしたら揺れ動くと言っても真西を向いていたのが西南西に移る、くらいのケースが大半じゃないでしょうか。いきなり東の方へ移る、なんてことは稀なケースかと。

いずれにしろ、「人の意思なんてどうせ変わるものだから、意思表示自体に意味がない」という風な主張は、全く受け入れられません。当人がそういう考えのもとに意思表示をボイコットするのは結構ですが、遺される人はそれで喜びますかね???

カギはやはり、本人の意思」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 本人意思を家族はどう受け止める? – 死に支度すれば死神逃げていく

  2. ピンバック: 2019-11-28のTwitterログ – 死に支度すれば死神逃げていく

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