「死ぬときに後悔すること25」が、フジテレビ「エチカの鏡」で取り上げられました。
私はビデオで観たのですが、ご多分に漏れず、何度も涙しながら観ることとなりました。原作の売れ行きも好調みたいですし、「大反響」と言っても、大げさではないと思います。
著者にケチを付けるわけではないのですが、一つだけ、自分に言い聞かせたことを書きます。それは、人生において後悔しないように、あるいは後悔を少なくしようとすることは大いに結構だが、それが最優先ではありえない、ということです。
まずは、人生の中で何をするか、何を成し遂げたいかを思い定め、それに向かって邁進する。それこそが、最優先のはずです。ただ、著しく後悔を誘うような要素があると、仮に達成したものが大きくても、満足感や達成感が打ち消されるおそれがあります。折に触れて、「自分は後悔しない生き方をしているだろうか」と問い直すことは有意義と考えます。
人の個性は多様ですが、後悔することの中身は無限にあるわけではありません。同書を元に、各人が「チェックリスト」を作ってみるといいのではないでしょうか。ブログやTwitterで「自分は後悔することばかりだわ」とぼやいている人がいましたが、生きている限り、後悔の種を減らすことはできるはずです。
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