金本選手の決断

投稿者: | 2010-04-21

もう3日前の話ですが、18日、阪神・金本知憲選手の連続試合全イニング出場の記録が途絶えました。

阪神:金本、世界記録ストップ…勝利優先、男の決断 – 毎日jp(毎日新聞)

10年以上にわたって続けてきたというのですから、とてつもない記録です。1,500試合という節目の時が近づいていただけに、意外とか残念な気持ちを持ったファンも多かったことでしょう。

ただ前日の試合でレフトを守っていた彼が、バックホームができずに二塁ランナーを易々と生還させていた映像を観ると、この決断は当然かと思います。まずい守備やふがいない打撃でチームに迷惑を掛ける可能性があるばかりでなく、もっといいプレーができる他の選手の出場機会を奪うというのは、まさに士気に関わりますから。

プロである以上、できる限り最高のパフォーマンスを見せるのは当然で、ケガなどでそれができない者は、グラウンドに立つべきではありません。記録達成が自己目的のようになるというのは、やはり間違っています。

今回の決断、金本選手にはいろんな意味でつらかったでしょう。でも外野の無責任な見方を言えば、記録だけにこだわり続けてあれ以上醜態をさらすより、この方が良かったと思います。

そして金本選手には、ケガをしっかり治して、次はいろんな「最年長記録」を更新してもらいたいものです。まぎれもなく、彼は鉄人ですから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください