時々Twitterで「あったらいいんじゃない?」といったつぶやきを見かけます。
確かに「オタク専門の遺品整理屋」というのは、面白いかもしれません。オタク相手だけでは商売が成り立つかどうかわかりませんので、実際のところは「オタクの扱いに慣れた」とか「オタクに強い」といったものになるでしょうけど。
一つ不安要素を挙げるとすれば、オタクのように嗜好性の強い人々は、実際には多種多様だということです。「オタク」と一括りにしても、なかなか標準的なノウハウやマニュアルのようなものは確立しづらいかもしれません。
それはさておき、遺品整理業が多く利用されるようになれば、専門特化した事業者が現れるのも必然でしょう。オタク以外にもたとえば、
- おひとりさま専門
- 学者など蔵書の多い人専門
- 女性専門
- 自死専門
といったものが考えられます。(アイデアレベルなので、実際そうしたニーズがあるかどうかはわかりませんが)
そしてこのことは、我が分野である遺言・相続についても言えることです。「業界」が成熟してくれば、一般的な知識・ノウハウのある「専門家」ではなかなか目立たず、もう一つの専門分野といわばかけ算をしないと、なかなか通用しないでしょうね。もちろん、特定の地域にしっかり根ざし、地域で一番を目指すというのも、立派な「もう一つの専門」ですよ。